平成16年2月27日記者発表
所属 係(担当)名 担当者 電話番号
畜産研究所 養豚研究部 主任専門研究員 伊藤 元 0574-25-2185
科学技術振興センター 企画調整課 主査      村橋 弘 0583-79-2257
 
 
ホテル生ゴミを利用したペットフード製造技術の開発について
 
 平成12年に「食品循環資源の再生利用等の促進に関する法律」が施行され、食品産業者やサービス業者等に有機性廃棄物のリサイクルの促進が義務付けられました。食品廃棄物の高度利用と発生の抑制を図るため、畜産研究所養豚研究部において、東京農業大学及び県内企業と共同で、ホテル生ごみを利用したペットフード製造技術を開発いたしましたので報告いたします。
 
1 研究成果の概要
 ・生ごみ由来のレトルトとウィンナータイプのペットフード(間食用)の製造技術を開発
 ・製造方法、製造装置で特許出願(平成15年8月20日特願2003-295924)
 
2 期待される効果
  食品循環資源の再生利用が促進され、資源の有効利用の確保と廃棄物の排出の抑制が期待されま す。作られたペットフードは、観光客の犬や猫などペットへのお土産や、ペットのおやつ用などに 提供できます。
 
3 特記事
 ・ホテル生ごみを用いたペットフードの製造は全国初
 
4 展示説明
  フードカッター、生ごみ加工セット及びレトルト加工セットを下呂町の「水明館」に設置し、当 館で調理される際に発生する良質な魚のあらなどを原料としたペットフード(間食用)を製造いた します。
  ○説明
   日時:平成16年3月3日(水)10時から10時30分
   場所:下呂町「水明館」臨川閣 2階如月(きさらぎ)の間
  ○展示
   日時:平成16年3月3日(水)10時30分から11時00分
   場所:下呂町「水明館」臨川閣 1階石橋(しゃきょう)の間の配膳室
 
5 その他
  本研究は、東京農業大学、トーアダイイチ(県内企業)との共同で開発しました。なお、水明館 におきましては、研究当初より、開発に協力をいただいております。


製造技術フロー図